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LSDについて
LSDのオーバーホールについてのお問い合わせがだんだん多くなりました。

長年使用しているものから仕様変更までさまざまです。

オーバーホールの仕方を簡単に説明します。(リヤ)

当社のアルティメットRLSDです。(詳しくはwebをご覧ください。)

リヤ用はすべて2WAY方式となっております。

旧タイプです。

2006.12.15トラクションDパンフレット写真 002-S

こちらが新タイプ(現在販売中!)¥115500

IMGP5936.jpg

このように一本線が入っております。

クルマに装着されていてもオイル注入口から見えます。

何が違うかと言いますと中身の内ヅメプレートの厚さが違います。

それ以外はケース(内寸)が違います。

オーバーホールキットをご注文の際は確認ください!



イニシャルトルクは装着状態でも測定できます。

CIMG4669-S.jpg

JA11系

CIMG4671-S.jpg

JB23系(車はJA11です。)

共に反対側のタイヤは接地している事。

これでトルクを測定です。

単品の場合は

CIMG3127-S改

このようにして測定します。

オンザカーでの測定工具は販売しておりませんが単品の測定工具これです。

それ以外にトルクレンチをご用意ください。

IMGP6535-S.jpg

¥16800(フロント・リヤ用あります。)

これでビフォアーの計測OK!


全てバラバラにしてきれいにします。

CIMG3895-S.jpg

全てのパーツです。

各ギア・シャフトなど点検。

特にケースを点検します。

ケース内側の縦溝(プレッシャーリングがスライドするところ)をよく点検します。

段付きがあるときは修正してください。

CIMG4969-S.jpg

プレッシャープレートを測定し摩耗が激しいプレートを交換です。
(初期設定はWEBをご覧ください。)

LSD05-S.jpg

外ヅメ


LSD06-S.jpg

内ヅメ

これらを交換します。

更にシャープにLSDを効かせたいときこのスプリングを追加するといいです。

あと8本追加できます。

IMGP6529-S.jpg


またアルティメットLSDにはタイプ1(65仕様)とタイプ2(55仕様)の2種類があります

共に交換可能です。(タイプ1~タイプ2へ  タイプ2~タイプ1へ)

CIMG3905-S.jpg

別売で1.5wayリングもありますがクロカン向きではありません。

どちらかと言うとダート向きですがそれもマニアックなダート者専用です。

コーナー進入時アクセルオフ時の姿勢変化が穏やかです。



すべて組み付けバックラッシュ・イニシャルトルクを測定し終了です。

CIMG2811-S.jpg

CIMG3127-S改

イニシャルトルクが決まるまで何回も行います。(大変ですが・・・)

いろいろ組み合わせるとあなただけのLSDが完成します!

オイルはお勧めオイルをご使用ください!(強く勧めます!!!)

最近の「よくLSDが効くオイル。」は絶対やめてください!

そのオイルは効かないLSDに入れる物でよく効くLSDには必要ありません!

もし入れた場合はチャタリング音(バキバキ・ゴキゴキ音)が激しく発生します!

CIMG5082-S.jpg

交換サイクルは約6000キロごとをお勧めします。

今回はかなりハードにクロカンしたと思ったらもう少し早めでもいいかと思います。

こまめにオイル交換すると耐久性がさらに良くなります。


長々と書きましたがより楽しいクロカンを楽しんでください!

こりゃー出来なと思った方はIMPSまで・・・

遠くて行けないやあと言う方はLSD(ケース付き)をIMPSまで送ってください!

好みの仕様にいたします。

お客様とやり取りをしながらお見積もりを出します。

OK!が出れば作業です。

クロカン仕様・ダート使用などいろいろ。


効かないLSDはいらない!

効くLSDはもう当たり前!

次世代のLSDは作動してからの「すべり接続」

これがIMPSの考えるLSDです!
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[2012/02/14 16:15] | アルティメットLSD | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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