LSDのオーバーホールについてのお問い合わせがだんだん多くなりました。
長年使用しているものから仕様変更までさまざまです。
オーバーホールの仕方を簡単に説明します。(リヤ)
当社のアルティメットRLSDです。(詳しくはwebをご覧ください。)
リヤ用はすべて2WAY方式となっております。
旧タイプです。

こちらが新タイプ(現在販売中!)¥115500

このように一本線が入っております。
クルマに装着されていてもオイル注入口から見えます。
何が違うかと言いますと中身の内ヅメプレートの厚さが違います。
それ以外はケース(内寸)が違います。
オーバーホールキットをご注文の際は確認ください!
イニシャルトルクは装着状態でも測定できます。

JA11系

JB23系(車はJA11です。)
共に反対側のタイヤは接地している事。
これでトルクを測定です。
単品の場合は

このようにして測定します。
オンザカーでの測定工具は販売しておりませんが単品の測定工具これです。
それ以外にトルクレンチをご用意ください。

¥16800(フロント・リヤ用あります。)
これでビフォアーの計測OK!
全てバラバラにしてきれいにします。

全てのパーツです。
各ギア・シャフトなど点検。
特にケースを点検します。
ケース内側の縦溝(プレッシャーリングがスライドするところ)をよく点検します。
段付きがあるときは修正してください。

プレッシャープレートを測定し摩耗が激しいプレートを交換です。
(初期設定はWEBをご覧ください。)

外ヅメ

内ヅメ
これらを交換します。
更にシャープにLSDを効かせたいときこのスプリングを追加するといいです。
あと8本追加できます。

またアルティメットLSDにはタイプ1(65仕様)とタイプ2(55仕様)の2種類があります
。
共に交換可能です。(タイプ1~タイプ2へ タイプ2~タイプ1へ)

別売で1.5wayリングもありますがクロカン向きではありません。
どちらかと言うとダート向きですがそれもマニアックなダート者専用です。
コーナー進入時アクセルオフ時の姿勢変化が穏やかです。
すべて組み付けバックラッシュ・イニシャルトルクを測定し終了です。


イニシャルトルクが決まるまで何回も行います。(大変ですが・・・)
いろいろ組み合わせるとあなただけのLSDが完成します!
オイルはお勧めオイルをご使用ください!(強く勧めます!!!)
最近の「よくLSDが効くオイル。」は絶対やめてください!
そのオイルは効かないLSDに入れる物でよく効くLSDには必要ありません!
もし入れた場合はチャタリング音(バキバキ・ゴキゴキ音)が激しく発生します!

交換サイクルは約6000キロごとをお勧めします。
今回はかなりハードにクロカンしたと思ったらもう少し早めでもいいかと思います。
こまめにオイル交換すると耐久性がさらに良くなります。
長々と書きましたがより楽しいクロカンを楽しんでください!
こりゃー出来なと思った方はIMPSまで・・・
遠くて行けないやあと言う方はLSD(ケース付き)をIMPSまで送ってください!
好みの仕様にいたします。
お客様とやり取りをしながらお見積もりを出します。
OK!が出れば作業です。
クロカン仕様・ダート使用などいろいろ。
効かないLSDはいらない!
効くLSDはもう当たり前!
次世代のLSDは作動してからの「すべり接続」
これがIMPSの考えるLSDです!
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