タイヤの中に何を入れるか?というのは用途によって色々試されてますね。
温度に対する安定性が必要なレースだと、ドライな(水蒸気を含まない)不活性ガスが使われます。そうすると温度が上昇しても内圧を一定に保ちやすいし、ゴムに浸透して圧力が逃げるのを低減できるからです。 建機のタイヤに水を張るのはバーストに対する安全性向上のためです。大量の高圧空気はもの凄い破壊力ですから、空気容量を必要最小限に減らすことは大切です。また水はバースト時にエネルギーを拡散し周囲に与えるダメージも減らします。 ロッククローリングでは、使用タイヤサイズが大きくなってきて「ほとんど空気圧を上げずに」使うようになってしまいました。しかしそのサイズでも偏った荷重だと必要以上に変形してしまいますので、その対応として空気量を減らしすために、水を張るようになりました。 最近では巨大なタイヤに水を張ると副次的効果で低重心化も得られることが注目されています。ラジコンカーみたいに「貼り付いて」走れるというメリットです。 また、最近の巨大タイヤではバネ下が重すぎてどんな高性能ショックアブソーバーでもうまく減衰できません。そこで、タイヤの水がダイナミックダンパーとして働くようにと考えるアイデアも登場してきてきています。 沢山のバルーンを入れる方法は、これまでのムースタイヤよりも「空気らしい」特性が得られる点と低コストで注目されています。 まあしかし、どれも普通のタイヤにはどうかな?というアイデアです。 BSのツイールもどきはモーターショーで発表されました。エコという観点ではフルにリサイクルできる画期的なものですが、オフロードには?なものですね。 私もやっぱりオフロード的視点では、タイヤは普通の「空気入り」が好きです。 そうそう、文中のトーヨーの写真のところ、ここだけ商品名が抜けてますよ(笑)
[2011/12/10 20:39]
URL | 竹平 誠 #-
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いつもコメントありがとうございます。
更に詳しいご説明ありがとうございます。 ユーザーさんが更に空気圧に興味を持ってもらうためにアップしました。 竹平さんのコメントを読みさらに興味を持ったのは私かもしれませんね。 タイヤの水が更なる緩衝装置になる・・ フムフム・・ ジムニー用MTタイヤで一番軽いのはトーヨータイヤのトランパスMTです。 書き込み忘れ。 今後気負つけます。
[2011/12/12 13:18]
URL | IMPS #-
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